ファクトリー

徹底した品質管理と労働環境改善に向けた取り組み

ニトリファニチャーでは、製造工程全般にわたる品質管理の強化に注力しています。従業員が参加する「製品安全・アフターサービス削減会議」では、お客様からのフィードバックを統合し、それに基づいた改善および改革を実施しています。また、「ニトリグループ・ワールド・サークル (NWC) 活動」においては、日常業務の中から課題を抽出し、少人数のチームが問題解決に取り組むプロセスを通じて、生産性の向上を図っています。これらの取り組みを通じて、組織全体の効率化と質の高い製品提供を目指しています。
ニトリグループは、職場環境の整備が品質の安定に寄与すると認識しており、専門部署が工程管理、労働安全衛生および勤怠管理を担当しています。これらの部署は、事故のリスク評価や従業員の休憩時間の適切な確保などを定期的に査察しています。また、工場内食堂では無料の食事を提供し、従業員から高い評価を得ています。さらに、地元雇用機会の創出を通じて、地域社会の持続可能な発展にも積極的に貢献しています。

自社工場における環境・社会問題への取り組み

わたしたちの工場では、多くの女性従業員が働いており、家具の生産工程における自動化を推進しています。これにより、手作業の負担を軽減しています。また、大型製品の取り扱いにおいても安全性と省力化を確保するため、「バキュームリフト」などの先進設備を継続的に導入しています。効率化だけでなく、従業員にとって快適な作業環境の整備にも注力しています。

ハノイ工場(本社工場)

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ハノイ工場は2004 年に稼働を開始し、敷地面積は16 万平方メートルに及びます。主に家具の生産を行っており、木材の廃材やリサイクルウレタンを効果的に活用することで資源の有効利用を実現しています。同工場はクアンミン工業団地に位置しており、ノイバイ国際空港やハノイ市内中心部からのアクセスも良好です。

製造品目

ハノイ工場では、主に4 つのカテゴリーの家具を生産しております。まず、「ハコモノ」と呼ばれるキッチンボード、食器棚、テレビボード、チェスト、ワードローブなどの木製家具です。次に、スライド式収納を備えた人気のニトリデザインを特徴とする「ベッドフレーム」が挙げられます。3 つ目は「ソファ」であり、手頃な価格のファブリックオプションに加え、新たに導入されたレザーソファも含まれております。最後に「マットレス」についてですが、“N-Sleep”は当社でも特に人気のある商品の一つです。

バリア・ブンタウ工場(支店工場)

バリア・ブンタウ工場は2017 年に操業を開始し、敷地面積は約40 万平方メートルに達し、ハノイ工場の2.5 倍の広さを有しています。この工場では家具のみならず、カーテン、N クール製品、および寝具類など多岐にわたるホームファニッシング製品の製造を行っております。バリア・ブンタウ工場はホーチミン市から約90 分のフーミー3 工業団地に位置しております。

製造品目

バリア・ブンタウ工場は、ハノイ工場とは異なり、家具およびホームファニッシング製品の両方を生産している点が特徴です。家具部門においては、無垢材を用いたダイニングテーブルやチェアー、さらにマットレスの2 種類を製造しています。一方、ホームファニッシング部門では、当社の主力商品である「N クール」シリーズを含む寝具やカーテンといった製品を生産しています。

ヴィンフック工場(支店工場)

ヴィンフック工場は、2025 年3 月の稼働開始を予定しています。敷地面積は約40 万平方メートルで、バリア・ブンタウ工場と同規模です。当初はハノイ工場から生産移管されたソファやマットレスを製造し、その後自動化ラインを導入して低価格な製品を生産する計画です。この工場はハノイ工場から約30 分のソンロイ工業団地内に位置し、高速インターチェンジに隣接しているため、アクセスが良好です。